まとめ
ジミー大西さんという当時お笑いをやっていたの方(今は画家かな?)のエピソードをご紹介します。
身体の急な不調により、救急車で病院に運ばれたときの話です。
看)大西さんどこがいちばん痛いですか?
大)えぇ~… 治療費…
出費がいちばん痛いという、ユーモア!
天然キャラ的なジミー大西さんの事なので、場を和ませる為に放った言葉ではないと推測されますが、緊迫した空気感は一瞬止まり、そしてユーモアによる安堵感、ユーモアが出るという事は大したことでは無いなという医療者側のプロの目線などが交錯して、その場の緊迫した雰囲気は一変したであろうことは想像できます。
これは、芸人さんだからの話であって一般人ではそうはいかない、なんてこともあるでしょう。
しかし、ウケを狙ってすべる(しらける)すべり芸なるものも存在します。
すべっても少しの間をおいてウケる事もあります。
私自身、人を笑わせる事は得意ではないのですが、死に際には何かおもしろい事を言いたいと思っています。それは事前に準備するものでは無くて即興のモノを想定しています。
くしゃみをして鼻水を出しつつ入れ歯を飛ばすとかもいいですね~!屁をこいて皆で(臭っせぇ~)なんか最高です!
笑いを取りに行ってすべってもいい、どうせ最期なんだしどうでもいいではないか。
それとは逆に、冗談なんか言わない人が突然一発ギャグを放っても周囲は理解に苦しむかもしれない。
しかし、一発ギャグはかなりインパクトがあり、結果がよければ墓石に掘られるかもしれません。
謎めいた事を口走ってもいい、最期の最後で何を言おうがこっちは死ぬだけなのだから何も気にすることは無い。
センスがいいのが一番なのだろうがセンスを微塵も感じさせないという逆説的なセンスも大いにウケる事もあり得ます、安心してスベったらいいのです。
過去気記事になります。昔十返舎一九というぶっ飛んだ葬儀をした人がいました。暇な方は見てみてね。
今回一番言いたい事は、
皆の一体感と思いやりです。
笑いが起きようと、起きなかろうとどちらでもいいのです。
死に逝く側と、見送る側の一体感って瞬間的に同じ感情にならないと成り立ちません。
一体感を生むためには人柄やキャラクターを前面に出したユーモアがいいのです。
生きるか死ぬかの話題として、思いで話とかではなくて、普段どうりの冗談交じりの会話におけるユーモア。
その日の天候や、好きなスポーツチームの勝った負けた、などをネタにしてみるのもいいですね。
最期の最後のことば、遺族にとっては一生残ります。
出産時に言った一言、入院した時に言った一言、一生残ります。
遺族の宝になるような、遺族が前向きになれるような、
最期の言葉
最期の振る舞い
生きているうちに考えておくのもおもしろいかもしれませんね。
それは全て、
遺される遺族や友人知人へ
感謝と
思いやりの気持ちを届けるために…
”死テラシーブログ”