余命の長さは関係ない!
いきなり結論になります。
誰だって余命○○ヶ月なんです!
患者本人に現状を伝えないでどのような得があるのか?
がんばっての一点張りで、ありがとうと最後の言葉も伝えないのか?
そうではなくて、現実を受け止めて
残りの貴重な時間を最大限活かしましょう!
という事になります。
余命と聞くと、重たい病に侵されて手の施しようもない状態で、寿命が尽きるまで数年から数か月の間、痛みを取り除く治療をして死を待つ。
そのように思う方が多いでしょう。
しかし、寿命が尽きる時間を過ごしているのは病末期の人間だけではありません。
あなただっていま、寿命が尽きるまでの時間を過ごしています。
病にある人も、健康な人も、寿命が尽きるまでの時間はそれぞれ違いはありますが、寿命は必ずやってきます。
あなただって余命○○ヶ月なんです!
どうして、病気の方だけ余命宣告なのでしょうか?
きっとそれは、死がある程度わかっていて、しかも時間が短いと言う考えなのでしょうが、
自分だっていつ死ぬかわからないんですよ!
誰しもが、何時死ぬかわからないという事を理解していれば、末期の患者本人に余命宣告をしないという選択はしないと思います。
死ぬまでの貴重な時間の感覚というものが無いと、悲しい結末になることすらわからいのでしょう。
自分は今すぐには死なないという立場から、終末期患者を見た場合という安全圏からのモノの見方によるからなのだと思います。
もちろん気持ちが動転していて、悲しい宣告ができない事もあろうかと思いますが、自分が死ぬかもしれないという事が抜け落ちているので、
もう少し待って、今はまだ早い、かわいそうだから、新たな薬ができるかもしれない…
そのように後手後手になってしまううちに、最後の別れも伝えられずに昏睡状態になって、死んでしまう。
こうなってしまったら、どうでしょう?
言うまでもありませんね。
では、どうしたらいいのでしょう。