死ぬ事に集中する?エイヤ~と電源OFF!

まとめ

おもしろい本と出合いました。

中村明澄さんという在宅医療のお医者さんが書いた本です。

死ぬ瞬間は本人が選んでいるのではないかという、肌で感じた経験を書いておられました。

科学的根拠がある訳ではないのですが、「亡くなる瞬間は、その人が選ぶ」という気がしています。息を引き取る瞬間に立ち会っていないと後悔してしまう、間に合わなかったと思う方がまだ多いのですが、どんなに張りつめて見守っても、ふっとした瞬間に、ご本人が逝ってしまうことがあります。~中略~ご家族がさっとお風呂に入っている間や、トイレに行っている一瞬の隙に旅立たれてしまうこともありました。~中略~ちょうど介護士がいる時間に息を引き取るひとり暮らしの方もいます。そういう状況をたくさん知ると、「どうやらご本人はみな、ご自分が逝きたいときに逝くようだ」という結論にいたります。最期を見て欲しいと思う方は見てもらえる環境で亡くなるし、ひとりで旅立ちたい方はおひとりの時に逝くのです。

引用・納得のできる最期のために「在宅死」という選択 著・中村明澄

産まれる直前は誰だって覚えていないけど、きっといろいろな人に見守られながら産まれて来たことでしょう。

死の瞬間も自分で選べる事ができるのならどうしますか?

死の直前は皆に見られて死ぬのか、誰もいない時を見計らって死ぬのか、在宅医師からするとどうやら本人が死ぬ瞬間を選んでいるかのように感じるそうです。

もし私自身、自分が死ぬ瞬間を選べるとしたら、誰もいない時を選びますね、

だってなんだか恥ずかしいじゃん!

猫が死に場所を探す時は飼い主から遠く離れた場所を選ぶなどという話もあるし、それは人それぞれでしょけど、皆さんはどのように考えるのでしょう?

人によっては死ぬ瞬間には集中力を要するのかもしれない、タダなんとなーく流れに乗ってゆっくり沈んでいくような感覚では無くて、せーのってな感じで勢いづけて行く感覚なのかもしれない。

死ぬ瞬間は勢いをつけて

エイヤ~ッ!

って逝くイメージを持つのもいいかな~って思います。

そのためにもイメージトレーニングも必要だと思うし、何より遺される家族のために自分のの死生観を家族と話しておくことも大切です。

という訳で、今回は自分の死ぬ瞬間をどのようなタイミングでどのように逝きたいのかという事を考えてみました。

場合によって死ぬ事は難しくもあり、簡単でもあります。

すべて条件次第です。

難しかろうが、簡単だろうが、死ぬ瞬間は必ず訪れます。

死ぬ瞬間は出産と同等の人生で最期の大切な瞬間です。

最期の大切な瞬間をどのようにしたいのか、どのような状況で逝きたいのか今から想像してみるのもいいと思います。

”死テラシーブログ”

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