みなさん、こんにちは。
誰も得をしないブログ
”死テラシーブログ”でございます。
今回は、100記事記念(知るかっ!)という事で、鉄道乗務員の心霊体験話と、人身事故体験話を自由気ままに書き進んでいく感じでまいります。
前回では、鉄道乗務員の心霊体験という記事でしたが、この記事では
人身事故体験と聞いた話という感じで進んで行きます。
今回の事故の話は、前回の心霊体験とは違い実際にあった話です。
多少盛られた部分もあるかもしれませんが、何かを感じた話では無くて本当の話です。
話のストーリー性や演出、着色はしません、休憩時間に同僚や先輩とバカ話をしていると言う体で進んでまいります。
私自身鉄道乗務員の車掌という仕事をやっていた時期がありまして、体験したことや同僚や先輩に聞いたことを基にこの記事を書いております。
過去記事になりますが、私自身の人身事故体験話です。
上記の記事は自身の体験話です。
お暇な方は寄ってみてください。
では、さっそく行ってみましょう。
エピソード1 うわぁ~っ!死んでいなかった話
これは運転士さんの話になります。
夜間走行中郊外の踏切に差し掛かった時に人影と衝突音を感じて緊急停止しました。運転士さんは指令に連絡してから現場の確認をします。電車に搭載されている懐中電灯を持って電車から線路上に降りて、先頭車両から後方の車両へ現場を確認しに行きます。車内の灯りが車外も照らしているので、真っ暗闇ではありませんが、視界はあまり良いとは言えません。何両目か進んで行き、「あれ~どの辺にいるのかな~」なんて思った時、ちょうど車両の連結部の間から、血だらけの女性が飛び出してきて、しかも抱きついて来たというのです。
死んでいなかった!
パニックになったその人は、運転士さんに抱きついて興奮状態で話も何もできる状態ではなかったそうです。
その後警察と救急隊が駆けつけて、引き渡したという話になります。
運転士さんの余談…死体が転がっているよりも、生きている方がよっぽどコワいぜぇ~という体験談でした。 これは一番コワいかも…
うわぁ~死んでいなかった話その②
都会のど真ん中の駅での事故になります。
その駅は、駅ビルや改札コンコースがホームの上にあるような構造なので、日中でも照明が常時点灯しているうす暗い感じのホームの駅です。その駅に進入した時行商のような恰好をしたお婆さんが線路にぴょこんと飛び降りたそうです。その時の衝撃音は確認できなかったそうです。運転士さんは非常ブレーキをかけて指令に連絡して駅員と現場の確認に行きました。飛び込んだお婆さんは、電車とホームの隙間にうずくまっていたそうです。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…
頭から血を流して、ずっと”ごめんなさい”を言っていたそうです。
その後、ホームに引き上げられて警察と消防に引き渡しました。
当時死亡事故対応した関係社員は手当の一環として金一封をもらえるのですが、その時もしっかりもらったそうです。それはあの時のお婆さんの事故は死亡事故扱いになったという事を意味していたという話になります。
その運転士さんの余談…元気のいいヤツはホームからジャンプして二本ある線路の真ん中辺りに落ちるから一発でグチャグチャになるんだけど、元気がないヤツとか躊躇するヤツは、ホームと線路の間に落ちるから、電車とホームの隙間に落ちて電車と激突しないでかすり傷って事がよくあるんだよね~…だそうです(;’∀’)
エピソード2 犬が…
同僚車掌の話です。
山間部の駅間の事故で、ペットの犬が電車に轢かれて飼い主が線路から離れないという事もありました。
市街地以外の山の中や田園地域では、鉄道敷地内と私有地の区別があやふやな箇所が多々あります。明らかに接道施設内なのに洗濯物を干していたり、家庭菜園をしていたり、犬を飼っていたりします。
運転士さんは小動物と衝突して、線路内に人がいるという事で緊急停止しました。その人は普段犬の散歩道として鉄道施設内に侵入していて、犬が電車に轢かれて気が動転した飼い主がその場を離れずにいました。線路内に人がいると電車の運転再開はできません。山間部なので警察が到着するするには相当の時間がかかるとの判断で、飼い主と犬を電車に乗せて次の駅まで行ってもらうという処置をしました。これも電車に大きな遅れがでました。
狭ーい運転台に、死んだ犬と泣いている飼い主と自分。 これまた恐ろしい状況だ…
鉄道敷地には侵入しないようにしましょう。