神様でも子供を殺す!
古事記の神話の中にイザナギノミコトとイナミノミコトの子、水蛭子(ひるこ)の例があります。
「然れども、くみどに興して生める子は、。此の子は藁船に入れて流して去てき。次に淡島を生みき。こも亦、この例には入れざりき」
水蛭子(ひるこ)と名付けられていて、ヒルのような手足が奇形だった、手足がなかったなど想像できますが、とにかく産まれた我が子をわらの船に流してしまったようです。
日本の最古の法典「大法令」には、堕胎や殺児については刑罰がなく問題にされるようなことは無いとされているそうです。王朝時代はかなり盛んに殺児が行われていたみたいで、難産の苦しみから逃れるためや、快楽での妊娠からの堕胎が理由でした。
「今昔物語」「源順集」にも記されています。江戸時代には、各藩の圧政による地方一般民の生活苦による殺児が全国的に広がりました。そのことがわかる言葉、隠語としていまでも残っています。
間引き、もどす、かえす、等です。
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