命の重さは何グラム? 老人介護

介護・福祉

子供時代と大人時代に感じる、親の死の重さは同じ?

自分が小学生の頃、同級生のお父さんやお母さんが亡くなるなんてことが稀にありました。また、自分の両親が死んでいなくなることを想像して怖くなったことなどを思い出します。

子供の頃に親を亡くした方はそれはとても大変な辛く寂しい思いをしたことでしょう。大好きだったお父さんお母さんがいなくなってしまう事に絶望感を抱き、立ち直るのに時間がかかったものと思います。

心に穴が開いたまま大人になって、今現在も辛く寂しい思いをしている人も多くいると思います。これは想像する以上に大変な事だと思います。

子供の頃、小学校のころ、両親が死んだら…

もし自分だったらどうかと考えると、今現在しっかり生きていられるかどうか自信がありません。

一方で、大人になってから親の死を体験する人は多いと思います。大人になれば自分というものを熟知していますし、世の中の事がわかってきます。いい意味で擦れてますのでだいたいの出来事は処理できるようになっています。

また、収入を親に頼る事もなく自立している方であれば経済的な心配事も無い事でしょう。

では、介護という点から考えてみると、どうでしょうか。

子供の頃に親を亡くした方はもちろん介護を心配することはないですが、自分自身が中年期や老年期に親を看取る時はほとんどの場合介護が付きまといます。

介護が大変だ!大変だ!と聞きますが(本当に大変なのだと想像します)子供の頃に親を亡くして育った方々もとっても苦労をしたことでしょう。

だとしたら、

大変な気持ちは五分五分なのではないでしょうか?

例えば、介護で苦労している方の知り合いで

「うちの親は若くして死んだから…」

なんて話を聞いたとしても、いいなぁ~羨ましいとはカンタンに思ってはならないことのように感じます。

その方も、きっと子供の頃は大変な思いを乗り越えて今があるのだと思うことは当然です。

どちらがいいのという事ではないのですが、どちらも大変なのだと思います。

老人介護が辛く感じるときは、子供の頃に想像した(親の死)の恐怖感を思い出したら少しは気持ちが楽になるのではないかと思います。

気の持ちようなので、そんなに簡単にはいかないでしょうが、独りで解決ようとしないで周囲の助けを借りるという事も重要なポイントでもあると思います。

子供の頃に親を亡くした方々もきっと周囲の暖かい人々に助けられて立派に生きている事だと思いますので、国や自治体の制度を上手に利用して困難を乗り越えて行けたらと思います。

ただひたすら大変だ!と言っていてはパンクしてしまいす。

次の項から、命の重さ比べについて考えてみます。

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