こんにちは、秘境にひっそり佇む
”死テラシーブログ” へようこそ
あなたとの出会いに感謝いたします
今回は、
呪いで人が死ぬ事がある
なんてことがあるのかということを考えてみました。
本を読んでいたら、魔法による死 という死因があるという記事を見て興味を感じてブログに思ったことを載せてみました。
参考文献・死因辞典(人はどのように死んでいくのか)東嶋和子著
呪いで人は死にます
そんな、
カルト的だったりスピリチュアル的だったりそんなもんは信じンぞ‼
自身も強くそう思います。
自身は、現実主義にカテゴライズされているだろう人間なんで、目に見えるモノや化学で証明されるもの過去のデータなどといったようなことが軸となった考え方を好みます。
呪いだとかおまじないだとか占いなどは本気で信じはしませんが、信じている人間を否定するつもりはありません。
それを信じて幸せに感じるのであれば、100万円のサンダルを購入し崇拝しても良いことだと思っています。
話は逸れてしまいましたが、この本では呪いで人が死んだということが紹介されていました。現実主義な自身が大いに納得してしまいました。
呪いや言い伝えで人が死ぬ事はあります。
言い伝えで人が殺される事もあります。
どのようにして人が呪い殺されているのでしょうか?
それは、精神的異常を起こして心身ともに衰弱して、免疫が低下して病気になったり、脱水症状になったり、栄養失調だったりで死んでいくそうです。
呪いや言い伝えで死んだ事例
世界中のどの地域にも、魔法の犠牲者がいる。彼らは、自分が魔法にかけられたとか、呪われたとか、タブーを犯してしまったと信じこんでいる。おびえきった犠牲者は、死を避けられないとすっかり観念していて、西洋医学をどんなに駆使しても、日ごとに弱り、ついにはほんとうに死んでしまう。
引用 死因辞典・東嶋和子
パプアニューギニアでの記録にあったものです。
患者は、
村に伝わるタブーを犯してしまったから呪われたんだ
と語っている。
その患者はタブーを犯したことで、村では親族やコミュニティーから完全に無視されうつ状態であった。食事や水さえ採らずに衰弱し、村で健康回復の薬とされるものも口にできない状態で、入院9日後にそのまま衰弱死してしまったそうです。
死体の解剖では臓器の異常や動脈硬化が見られたが、直接の原因は特定できずに、死因は水分摂取の拒否による
自殺
と判断された。
そのために、村の人々は彼が死んだのは彼がタブーを犯したから
呪われて死んだ
ということになります。
日本では精神の病によって普段の生活ができない状態になった人間を、キツネやヘビなど小動物の霊によって憑りつかれたとして、祈祷と称して撲殺したり絞殺したりした殺人が行われたという歴史があります。
医療の技術もない時代にはこのような迷信を信じる事は致し方がないと感じます。働けなくなった老人を山に捨てに行く姥捨ての文化もそうですね、みな生きる事に精一杯で働くことができない、自分の事ができない人間は消えてもらうしかないという考えはとても切実ですね。
祈祷や迷信を信じる他はなにも無い状況で、自分個人に何ができるのかというのは昔の村社会では難しいと思います。
日本人は農耕民族で集落全体で厳しい環境を乗り越えているので、村の掟や今でいう忖度を大事にしていかないとうまく回らない、村のコミュニティーに溶け込めないモノははじき出され、消される。
当時、精神病になった患者ももちろん、周囲の環境も今の日本も同様に心のゆとり、時間のゆとりが少なかったのですね。
生きる事がそれだけ厳しかったのだと思います。
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