まとめ・死までの時間を意識する
タイトルに戻りますが、誰だって余命を生きています。病に伏している人だけの話ではありません。
健康な人は死までの時間がまだまだ長いと錯覚しているので、死までの時間に関しての意識はさほど高くはありません。
だから、病で弱った終末期にある大切な人には、優しさをはき違えて辛い現状を伝えない事があるそうです。
また、現状を切り出す勇気も無いし、死を受け容れる事もできないでいるのでしょう。
要するにどうしていいかわからないのですね。
そうならないためにも普段から死に関して、死までの時間に関して関心を持つことは重要です。
自分自身も含めて、死までの貴重な時間を生きているという感覚があれば、残された少ない時間で何ができるのか、何をすべきかの判断が素早くできます。
余命を告知しないなんて悠長な事は言ってられないはずです。
そこで、一つの知識として、
ACPという取り組みを知っていれば、今後訪れる不安も少なくなり後手後手にならずに済みます。
ACPの一番の良いところは、本人、家族、友人、医療やケアの専門家と意見交換ができるという事です。現実を受け止めて専門家のアドバイスを自分なりに消化して、親族と話し合う事は絶対に必要です。
また、
モヤモヤした本心を外部へ吐き出すデトックス効果も期待できると思います。(注・私見です)
本人の最期の希望がかなえられて
本心を伝え、受け止めてくれたという晴れやかな気持ちで
しっかりとしたお別れができるからです。
誰だって死までの時間を生きています。
余命を生きています。
悔いの残らないように生きる事、看取る事、健康不健康、老若男女も関係ありません。
人生最期の瞬間はキラリと輝くモノにしたいですよね。
”死テラシーブログ”