余命宣告をあてにしない、ACPが大切!
お医者さんの言う事だからと言って、まるまる鵜呑みにしないで自分の事は自分で考えましょう。
人体の事はまだまだ分かっていない事がたくさんあると聞きますし、個人差があるので余命がはっきりしているとは限りません。
医者や病院側の都合で、早めに命を諦めてもらってベッド数や収益を調整したいなんてこともあるかもしれません。 あくまでも素人の想像の話です…私見です
お医者さんは、人体、病のプロフェッショナルですが、人生や家族の絆をサポートをするプロフェッショナルではありません。
また宗教なども人生の指南をしてくれますし、心の拠り所になる場合もあります。しかし、本を読むとか動画を見るとか、宗教的なSNSで交流を図るしかなく、対面で話ができる環境は健康な人以外は難しいような気もします。
自分自身で解釈して結論を導き出さないとないとならないことが多いでしょう。
そこで、親族や家族、友人知人といった対面で会話ができる状態が一番の心の拠り所になると思います。
だから今後の事を包み隠さずに患者本人と家族も一緒になって考えるべきです。
もちろん突然に医学を勉強せいっ!といったことではありません。
今後予想される重たい内容に対しての免疫を付ける事が大切です。
治療をしたから何年生きる?薬が合ったからどのくらい生きるの?
それは、誰にもわかりません。
わからないからこそ、家族全体で話し合いが必要なのですね。
そこで”ACP”という言葉が出てきます。
ACP=アドバンス・ケア・プランニング
ACPはあまり知られていないようで、医療者でさえ20%ほど知らかったそうです。
私も知らなかったです…
ACPの説明になります。
終末期に何らかの医療行為の選択(胃ろうをつけるか、心臓マッサージを行うかなど)が必要なときに、今まで通りの自分の考えできちんと意思決定をすることはなかなか難しいことです。実際に終末期に意思決定が必要な患者さんの約7割が「意思決定が困難」といわれています。 どのように生き抜くか――。どのような医療やケアを受けて人生の最終段階を過ごしていくかについては、できれば元気なうちに考えておくことが、自分らしい人生を生き抜くために大切なことです。実際には医療やケアの専門スタッフと話し合いながら、希望すれば家族や友人も一緒に考えていくプロセスになりますが、終末期の医療や介護サービスの実際を知っておくといざというときに役に立ちます。
引用・
中村明澄『在宅医が伝えたい 「幸せな最期」を過ごすために大切な21のこと』
私自身も死生観に関する事を学んできましたが、リビングウィルといって終末期に医療をどの程度受け付けるかというものを、事前に意志を示し残すというものがありますが、ACPとはまた少し異なる部分があります。
リビングウィルは完全に自分の意思を一方的に記し残すことになりますが、ACPは本人家族医療者、ケアの専門家と話し合いをすることが一つの特徴と言えます。
何事にも、複数人数の意見を聞き入れる事は良い事だと思います。
本当は今すぐにでも、リビングウィルやACPをしていただきたいのですが、突然死に方の話をすることに抵抗があろうかと思います。
今回は、リビングウィルもそうなのですが、
【ACP】
の存在を知っているか否かで、最期の別れが故人遺族にとって良いものになるのか、後悔が残る事になるのか、分かれ道になることと思われます。