熱量の差が心の閉塞感を生む
初めは楽しかったんだけど、ちょっと最近違う方向に行ってない?
リーダーが変わってからおかしくなってきた…
ちょっと最近皆についていけない…相談できそうな人もいない…
こんなこと誰にも言えない…一人で抱え込むしかない…
心当たりがないけど、突然皆が無視をするようになった…
自分の始末は自分で…
熱量は人によって違いますし、時代は常に流れているので価値観も移り変わります。
自分自身の変化や知的好奇心によって他の世界を知ってしまったら、所属する集団の考え方についていけなかったり、絶望感を抱くことも考えられます。
カンタンに言ってしまうと自分自身の考え方やコニュニティーの方向性に変化が生じた場合、とても困ります。
惣村や一味神水の文化の世界では、個人個人の個性が一つにまとまるのではなくて、個人が溶け合い一つの大きな勢力になるような印象を受けます。この場合個人の個性は犠牲にしなくてはなりません。
なので、そこに異物の発生を確認すると違和感を探知して、集団保全のために異物を排除しようという力が自動的に働きます。
イジメや嫌がらせ、いわれのないデマが横行して、その違和感を排除しにかかります。
これはもちろん惣村や一味神水の歴史や風習だけのせいではありません。
見方を変えれば、コミュニティー維持のための一つの大切な要素という事にもなります。
余談ですが、リチャードドーキンスによる、生物学、利己的な遺伝子の観点からすると、自分が生き残りるために弱いもの異物を見つけて集団で叩きその集団の団結力を固めて多くの遺伝情報を子孫に残すという事は自然界でもあるそうです。
また、細胞の世界でも癌に発展しそうな細胞は異物と認識されて、正常の細胞たちから攻撃を受けて、排除される仕組みがあるそうです。
では、その排除された側はどうなるのでしょうか?
暗殺されたり、集団で暴行を加えられて山や海や河川に棄てられるなんてこともあったでしょう。
周囲に迷惑をかける前に、自分を消すしかないと考える事も十分考えられます。
他の事を考えられなくなるのでしょう。
そうです、みんなで決めた事は自分で決めた事でもあります。
一味神水も飲みました。
それでもついていけない場合どうしたらいいのでしょう?
自分で自分を始末するしかない…のでしょう…か…