日本人と自殺と惣村 自殺とイジメは潤滑油?

歴史

惣村(そうそん)と一味神水(いちみしんすい)とは?

惣村とか惣って学校の社会の授業で聞いたことはあるかと思います。

惣村って何かというと、ザックリ説明。

惣村(そうそん・そうむら)

中世(鎌倉・室町時代)の日本で、農民が自ら自治組織をつくり税金の管理をする役人に変わって税の徴収をしたり、領主と減税の交渉をしたりするための組織だそうです。血縁親族だけでは作付け規模も小さく灌漑設備などの維持管理にも不都合がありますので、皆で協力して作付面積を大きくして、田畑の管理をやりやすくしようという側面もあります。時代背景として争乱が続き幕府(今でいう政府)に力がなくなりつつある中で自分たちの生活を護るために農民が自ら団結し、権力に対抗して生産性を効率よく上げて生活を豊かにしてゆこうというものです。

現代で言うとムラ社会というように揶揄されるモデルになるのかもしれません。(私見)

権力側に力がなくなってきたので勝手に自分達で工夫して、効率よく皆豊かに生きていこうとする知恵なのでしょう。(また私見)

そして次に

一味神水の説明です。

時代は惣村と同時期です。

ネットで調べるとNHKの大河ドラマ鎌倉殿の13人で「一味神水」の描写があったそうです。

一味神水 (いちみしんすい)

一味神水とは、鎌倉室町時代に武士や農民たちが一つの事を成し遂げようとするときに一致団結する儀式として行っていました。「約束は神や仏に誓って絶対に守るゾ」と書いた紙を燃やしてその灰を水や酒に溶かして、皆で回し飲みをして団結力を強めるために行います。個人的な約束事や主人と奉公人との間でも行われてますので、武士だけのものでは無く、庶民間の誓約書のような感じでもあったようです。一味神水の儀式により血縁関係や地縁関係などの垣根を越えて一致団結をすることもあり、農民による一揆や士族の挙兵などの場面で最終的で強固な意思確認としても行われたそうです。

だそうです…

現代の人間からすると

ちょっと重くない?と感じる事でしょう。

プレッシャーがハンパねぇ~と感じませんか?

上からモノを言われるのではなく、自分たちが決めた事、

みんなで決めた事の”

プレッシャーがハンパない…

そのプレッシャー耐えられますか?

そんな重たいプレッシャー、それは当時の人々も感じていたのかもしれませんが、それほど生活が苦しかったのだとも想像してしまいます。

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