弱い奴は淘汰される 遺伝と疫病と自殺
弱肉強食は自然界では日常です、弱い奴は食われその子孫はのこらない、これは自然なことです。
弱い個体は喰われるので、弱い遺伝子は残らない。
強い遺伝子、環境に適応した遺伝子だけが生き残る、それが何年も何年も続いて進化しているのが今を生きている生物です。
私たちもそうですね。
最近ではコロナウイルスが世界中で猛威を振るい、たくさんの人が亡くなったことでしょう。しかし、そんなウィルス達と人類史を顧みてみれば、過去に似たような出来事はいくつもあります。
コロナウイルスの襲来だー!なんて感じますが、むか~しから疫病はあります。
スペイン風邪やペスト、結核…
これも、行ったり来たり。
疫病が発生したら、今度は収まります。
ウイルス側も効率の悪い(弱い個体)遺伝は途切れる、人間を殺してしまうと自分達も死んでしまうからです。
だから、人間と共生できる変異ウィルス(強い個体)だけが生き残る。
疫病で亡くなった人間の遺伝情報はウィルスと共にそこで途絶え、疫病に耐えた遺伝子だけが生き残り、人類は疫病と共に生き延びてゆく。
むか~しからの人類とウィルスの生命の営みです。
人類もウィルスも共生して進化しているのです。
地球上のお友達ですね。
今に始まったことではありません。
それが当たり前、自然の摂理といったところでしょう。
それでは自殺はどうでしょう?
冒頭でのモルセッリの言葉が浮かんできます。
自然淘汰は自殺にも当てはまるのでしょうか?
精神的、肉体的に弱い個体は生き抜くことに耐える事ができずに、自ら死んでその遺伝子は継続されないでしょう。
だとしたら、生き残った固体は心身共に強くなり、人類の自殺者数はどんどん減って、最終的には人間は自殺をしなくなるのではないでしょうか?
しかし自殺は今でもありますし、無くなる事は多分無いでしょう。
自殺は古代ギリシア、ソクラテスの時代にもあり、当然今でもあります。
文明を持つ以前からも自殺はあったかもしれませんが…ここでは深堀しません。
これはどうしてなのでしょう?
いくら強い個体が残ったとしても、その進化のスピードは人それぞれ。
環境に適合できずに取り残されたものは自ら死を選ぶことは自然の事なのだと考えます。
皆が精神的に強くなれば、その生活環境は強者に合わせて底上げされ、それに適合できない個体は落ちこぼれる、人間そのものがどんどん強くなるが一定数落ちこぼれる個体も少なからず出てくる。
自然淘汰!
確かにそう考えるのも不思議ではない。
争いもなく自ら消滅してゆく機能。
余談ですが「自ら消滅する機能」これは、細胞も行っています、過去記事ですお暇な方どうぞ!

人口の調節弁としてはよくできているのではないでしょうか?
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