どんな状況だったの?
遅くなりました、うちの状況をザックリ説明します。
そもそもうちは普通の一般的な幸せな家庭と言ってもよいと思っています。
亡くなった親父は建設工事現場のタイル左官職人で趣味も多数ありました。その子供たちと言えば(私たちの事)特に何者かに迷惑をかけるようなことも無く育ち、それぞれ家庭を持って可もなく不可もなく過ごしているような状況です。
カンタンにまとめると、裕福ではない中間層の、小さな幸せのある家庭だったという事になります。
なんの後悔もない、楽しかった、
77歳の実父の死を
歓迎できるような家庭だったのです。
親父は65歳で前立腺がんと診断されましたが仕事を75歳まで続けて、飲み薬のみで77歳まで生きました。
手術や入院(治療)はありませんでした。
レスパイト入院(介護者の負担軽減のため介護から離れて息抜きをするための入院)はありましたが、その退院後すぐに自宅で亡くなりました。
亡くなる半年前くらいに訪問介護に切り替えたのですが、救急車を呼ばなくていいということも考慮しての判断でした。
救急車を呼んでしまうとそのまま延命治療が行われて処置を止める事はできなくなるからです。
75歳で仕事を辞めてから急激に体と頭が死へと老化が加速し、介護認定を受けてから一年半ほどで亡くなったので特別に大変な思いはしなかったのでした。
という訳で、介護をしていた時期は一年半ほど、車椅子は数日ほど、寝たきり状態は一カ月ほど、家庭での痰吸引は数回ほど、家庭での入浴は三回ほど…
そして、死亡診断は老衰
何とも恵まれた状況だったと思っています。
今までの時系列で一般的な見方をしてみると、介護認定から死亡まで早くない?という感想以外は特に突っ込むところは無いと思います。
私は死生観に関するブログ記事を書いているのでいろいろな死生観的な本を読むのですが、不可解な点を見つける事になります。
その不可解な点とは…