遺伝子>神
皆さんは、いちばん上に君臨するのは ナニ だと思いますか?
ただ漠然と いちばん上のモノ
国でいったら総理大臣とか、大統領とか
会社でいったら上司とか、取締役社長とか
学校でいったら先生とか、スクールカーストの一軍とか
いろいろありますが、日本では古来から存在する
神様・仏様
なんて想像する人も多いのではないでしょうか。
先生や上司は、実際目で見て確認できるし、コミュニケーションが取れますし、しかも人間です。
先生や上司は誰が創り上げたかと言うと、
オトンとオカンでしょう。
そんなオトンとオカンを操作して、繫殖行動を行わせて子を産み、子孫を残して若い遺伝子コピーの成功へ導いたのが
利己的遺伝子なのだそうです。
しかし、神様仏様は実際目で見て確認できません、姿形を想像して頭の中で想像して考える事しかできません。
そうなってきたのなら、占めたもんです。
利己的遺伝子ならカンタンなもんです。
頭の中でしか存在しないのならば、遺伝子をちょこっとコントロールして、創ればいいだけの話。
遺伝子が創った神様とは?
一部の動物の世界において、リーダーを選び担ぎ上げて共通のシンボルにし、仲間との結束を固めてグループを作ることで無駄な争いを少なくするようにしているそうです。
漫画やアニメ、ドラゴンボールでもそうでしょう、はじめは敵でも途中から味方になり、敵も味方も結束して強大な敵に立ち向かうなんてことありますよね。
悟空、天津飯、ピッコロ、ベジータ…これらがずっと本気で長期間争い続けたら残るのは最後の一人になってしまいます。
悟空というリーダーがいて初めてフリーザと対決できるのですね。
小規模に敵・味方が入り乱れて殺し合えば生存率が小規模のままで遺伝子コピーも小規模のものになります。
リーダーを創り仰ぐのは遺伝子コピー増幅計画の狙いなのだそうです。
そのリーダーの最高峰が
”神”
ここで神様が出てきます(注・ドラゴンボールの神様ではありません)
利己的遺伝子が動物には無い、神様という発想をもったヒトを創ったのです。
争いごとの絶えない現実、これは人間界だけではなく弱肉強食の動物界の方が切実です。争いごとの真っただ中では実在する人間をリーダーと信じていても、死んだ後の事はめんどう見てくれません。
神様は最強です、死にません、絶対です…という考えを創り出し遺伝子情報に入力していれば、神様という発想を持った集団は強くなります。
国家のため家族のために死ぬ事を恐れないということも、そのまま国家や親族を守り、生存率を上げるために必要な遺伝情報ということになります。
神様を信じている集団はこの争いで死んだ後は神の用意した
そうです、
天国や極楽です!
幸せな暮らしが永遠に続きます。
という考えを持っていますので、死ぬ事を恐れずに戦いでは有利に事をはこぶことができるでしょう。
また、争いに負けた側も神様の存在をを知ることで安堵感が産まれ神を信じるようになる。
闘い傷つき心にもダメージを負ったとしても、
神様がいてくれる
死後も幸せが確証されている
という信仰心があれば、心身共に安心し安らぎになり、次の戦いもガンバロウという気持ちになりますよね。
気持ちが上向きになれば、食欲・性欲も湧きます。
血流、交感神経も活発になり力がみなぎってきます、そうなることが利己的遺伝子の狙い通りでなわけですね。
利己的遺伝子によって、神様を心に抱いている集団は社会も安定しているので繁栄します。繁栄するということは、生存確率が高くなり遺伝子コピーが容易になるのですね。
神様とは一体何者か?とは
全て利己的遺伝子の
遺伝子コピー増幅計画によるもの
なのだそうです。
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