呪いで死ぬ事は何で起こるのか
米国立精神衛生研究所のスターンバーグらは、脳のストレス反応が過度であっても不足しても、睡眠障害や思考障害、感情障害などが生じてしまう、という。神経系と免疫系はそれぞれに、そして両者に共通する科学遺伝物質によってコミュニケーションしているので、ストレス反応が炎症性の病気を悪くしたり、感染症への抵抗力を弱めたりするものだ。
引用 死因辞典・東嶋和子
生理学者のリヒターは1975年にストレスの実験をラット(実験用ネズミ)で行っていたら、ストレス実験中のラットが突然死することに気づいた。
実験は水槽の中にラットを放り込んで水面を泳がせるというものでした。野生のラットは15分以内で死んだのに対して、飼育された交配種のラットの3/4は40~60時間にわたってどうにか泳ぎ切ったそうです。
野生のラットはあきらめてしまえば助かる見込みがないという条件に、生理的に反応したようです。
しかし、野生のラットを水面に泳がせた後助けてあげるという条件付けをすると、ラットは長い時間泳げるようになったといいます。
このことから、リヒターは
助かる見込みのなさが
副交感神経の過剰な反応をまねいて
死ぬ
と結論した。
また、アメリカの心理実験では、健康な人に周囲の人間が
お前、顔色が悪いぞ
と根拠のない嘘をついたところ、その健康な人は本当に病気になってしまったという実験結果が出たそうです。
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