神道と神話
日本の神道はどのようにしてできたのかザックリ見ていきましょう。
約一万年以上前、日本人は獣や魚、木の実を採って生活していました。天候や災害に左右され自然を恐れ、自然にお礼や感謝、悪天候を鎮めるための儀式をするようになり、自然を敬うようになりました。
米作りは何人もの力が必要なので、親類同士が近くに住み結束をするようになります、そのような集まりを一族、氏族といいます。
一族ごとに自分たちを守ってくれる神様を創り、神物語を持っていたと考えられています。氏神様や氏子さん、聞いたことあると思います。
ということは、一般の農民が共同で神様を創りだして崇めていたということです。日本各地にあった集落は、だんだん集まり国ができました。
その中でも大きなまとまりが、近畿地方の大和政権でした。大和政権が大きくなるにつれて、地方の神様たちの話は大和政権の神話にまとめられて、8世紀の古事記や日本書紀に書かれて、日本の神話になりました。
俺は神だ!
一神教では、絶対的な信仰対象があって、教えが書いてある経典がありますので、その教えを守って生活をしています。
日本神道では、イザナギノミコトやイザナミノミコト、アマテラスオオミカミなど神様がたくさんです。
その神様も元はといえば、一般の農民が共同で神様を創りだしていた、崇めていたのもを、大和政権が集約して古事記にまとめたのが神話、神道なのですね。
そうです、元々一般の農民がってところがミソですね。
現代一般人も神様を創りだしてもいいのではないでしょうか?
こんな世の中なので、気が落ち込むこともたくさんあると思います。
まわりのモノに感謝して、それぞれ名前をつけ、神として崇め、そして自分が所有物全てのモノを司る神だと考えたとすると、自分の行動や言動に自信や責任が生まれ自分を高めるため、教養を身につける努力をする。
壊れたやつだと思われると思いますが、自分の中だけで、モウソウシンノミコト(自分神・オリジナル神)を崇めて日々の生活を実のあるものにできたらいいのではないかと考えています。
誰にも言わなきゃバレないじゃん。お祭りや儀式なんて一人でやったら楽しくない?毎日無事に生きることができました、毎日お祭りしたっていいじゃん?ダメかな?
まとめ
昔、政治の決定など大切なことを決めるときは、神のお告げとして占いの方法をとることがありました。これが、現在神社にある、おみくじのはじまりです。
自分で決めかねることがあれば、たとえばサイコロの神に決めてもらう、なんてこともアリでしょう。
学校を休むか、会社を辞めるか、病院に行くか、生きるか死ぬかの判断を…自分が決めたのではない、神が決めたのだから従うとすれば、気持ちも楽になるのではないでしょうか?
もし、サイコロ神が死ぬ目を出したのなら従うのか、別の解釈をして生き続けるのか、それはあなたが判断したらいいことです。
あなたは神だからです。
判断するということは、教養がないとできません、だから死についての教養を身に付けてもらいたいとおもっております。
”死テラシーを身につけよう”
参考文献・・国際理解につながる宗教のこと
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