まとめ・後悔するような生き方と決別せよ!
今回は、年老いた家族へ延命措置をとるか?とらないか?どうするか?
葛藤が残りそうだからとりあえず延命治療をしておこうか…
とりあえず…
きっとそうなる家族はあると思います。
治療をしてよくなる場合もあるそうなので、余計延命治療をするかしないか判断が難しくなるわけです。
例えば、90歳を超えた人間が延命治療で良くなってもその先何年元気なのだろうか?また体調がおかしくなるのは何カ月先なのだろうか?
??? はてなは尽きません。
そうです、この先どうなるかは、わからないのです。
わからないからこそハッキリわかったことが一つあります。
全ての後悔を排除して生きる事です。
無理矢理人生を楽しもうとする必要も無くて、辛いときに無理やり笑う必要も無い。
泣きたいときには泣いて、笑いたいときには笑う、
困ったことがあったり、怒りがこみ上げたらその時に話し合いをしたり、皆が感情を共有できれば後悔は無くなります。
その時家族が近くにいてその感情を共有すればそれでいいだけのこと。
それができないと、気持ちの清算ができずに別れが辛くなり、ひたすら延命治療が続きます。そして、その人の心肺は機械によって動かされ続きます。
一番最悪なのは、
延命治療をして後悔する事です。
誰の何の得にもならない、ただただ悲しみが増え続け、ただただ悲しい時間が延びるだけです。
喜ぶのは医療や介護の経営者だけです。
何のために残された時間をどのように使うか、しっかり精査していないと最悪のケースに陥ります。
そうならないために、どうしたらいいのか?
簡単です。
後悔のないように生きるだけ
後悔のないように生きれば後悔のない死に方ができるし、後悔のないような別れができる。
ただそれだけなんです。
特に難しいい事はないのです。
延命治療をしてもしなくても選択肢はどちらにもあります。
どちらを選んでも後悔だけはして欲しくはない、後悔をしないためには
日々後悔なく生きることです。
最期に、印象に残った本の一文をご紹介します。
「欧米に寝たきり老人はいない 自分で決める人生最後の医療」
著 宮本顕二 宮本礼子
認知症家族会の方が、「私は胃ろうについて相談されると、胃ろうはつけるのも地獄、断るのも地獄とアドバイスします」と話していたことを思い出します。現実では、延命措置を選んでも選ばなくても、家族には葛藤が生じます。~中略~そしてやはり、自分の最期はどうしたいのかを判断能力のあるうちに家族に伝えておくことが大事です。礼子
終末期の医療をテーマに議論をすると必ず、「医師からもう助かりませんと言われましたが、治療したら助かって元気になりました」と言う人がいます。そうなのです。高齢者の場合、今回はもう助からないだろうと思っても、治療すると治ることがあり、終末期の判断は難しいのです。礼子
急性期病院は入院期間が長くなると診療報酬が減ります。そのため、胃ろうを造って早く退院させようとします。礼子
欧米に寝たきり老人はいない 自分で決める人生最後の医療 宮本顕二 宮本礼子
”死テラシーブログ”