日本列島があるのは地殻運動のおかげ・マントル対流って知ってる?
そもそも地震は何なんでしょうか?
よくありがちな、イラストなんかで説明されることがありますが、地震が発生するメカニズムって知っていますか?
知っている人は多いかと思いますので、超ザックリ説明します。
まずプレートの説明です。
プレートとは地球上の表面を覆う板状のモノです。
(プレートの表層には地殻というものも存在しますがここでは省略します)
※お風呂の湯面に数枚の木の板を隙間を開けて、ゆったりと敷き詰めたようなイメージです。 ※この描写後ほど出てきます
日本列島はユーラシアプレートと北米プレート(大陸プレート)の上にあります。
そんな日本列島に太平洋側の東と南の海から迫ってくるプレートがあります。太平洋プレートとフィリピン海プレート(海洋プレート)です。
大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んで大陸プレートが圧力を支えきれなくなると圧力の開放が行われます。
大陸プレートが割れたり、陸と海のプレート同士の接触点がズレたりした振動が地震となります。
ここまでは知っている方は多いと思いますがここから先が今回の記事では重要になります。
では、どうしてプレートが動くのか?
マントル対流 これ知っていますか?
今回の記事ではマントル対流は重要なポイントになります。
地震の発生の仕組みは知っていてもプレートが動く仕組みを知っている人はあまりいないように感じます。
プレートが動くメカニズムを知っていると、とても役に立ちます。それは最後に説明します。
地球の内部中心には核と呼ばれるものがあり、その周りにマントルという液体のような物質で満たされています。地球の核に近づくほど高温になります。
高温になったマントルは浮上して地球の外側(表面)へ向かいます。地球の表面は内部より温度が低いので冷やされたマントルは地球の重力によって内部の方へ向かいます。そこに対流が発生します。
先ほど
お風呂の湯面に数枚の木の板をゆったりと敷き詰めたようなイメージです。
と説明しましたが、上記の状態でお風呂を沸かしたらどうでしょう?
五右衛門風呂をイメージしてください。
下から温められたお湯は上昇をします。空気で冷やされた湯面付近のお湯は下降します。そこには対流が発生します。お風呂の表面にある木の板はどうなるでしょう?
カタカタ揺れて隣の板と接触を続けるでしょう。 沸騰はしていない状態でです。
お米を炊く炊飯器の内部イラストにもよくあります、水とコメの混ざり合ったものが下から上へ上から下へぐるぐる回っているイラストや動画を見たことがあると思います。
そのマントルの対流の回転する力によって、プレートを動かしてプレート同士が接触して圧力が加わりその圧力の開放で地震が発生すると言われています。
地震の仕組み…長いのでここで止めますが、ここでいちばん言いたい事は、
今の日本列島が存在するのは
地殻運動(地震)があるおかげなのです。
地殻変動が無かったら、日本列島は存在しておらずユーラシア大陸、中国かロシアの半島になっていたかもしれませんし、極端な地殻変動があったらハワイや伊豆諸島のような小さな島々になっていたかもしれません。
日本列島は四つのプレートの堺に存在していて、不安定ながらも奇跡的に安定した状態を保っているのです。
平穏無事な状況は奇跡だという認識はとても重要です。
地殻運動は継続中だからです。
地質の知識があれば
日本列島は地震は今すぐにでも訪れて当然だ!
となると、
日本人はいつ死んでもおかしくないのも当然だ!
このブログでは、このような解釈になるのです。