自分の子供が死ぬことを今すぐ想像せよ!

生物

いつでも会えるヨ 

例えば、種類にもよりますがセミは長くても地上生活は約一か月で終わりが来ます。幼虫期間は数年土の中にいて地上に出てきます。

セミの命は短いなんて思われがちですけどそんなことはありません。カマキリやイナゴ、蝶などと比べるとひと夏の寿命よりはるかに長寿といえると思います。

目に見えるところだけに注目しないで生物の誕生から見た場合、小さい子供でも誕生するまで38億年かかって今そこに存在している。

そんなふうに考えてもよいのではないでしょうか。

セミの場合、地上に出てくる最大の理由は繁殖のためであって、楽しい人生を謳歌するなんてことではないと思います。

人間も生物と同じように考えたら、赤ちゃんがおぎゃーと産まれてくることは繁殖のため、事故や病気のために死ぬことは繁殖失敗になります。

それ以上でも以下でもない

生物としてはこういうことです。

しかし

今地球上に生息している生物には38億年のDNAの歴史があります。生命を終えることによって次の世代に生命をつないでいきますが、事故や災害での死は命のバトンタッチに失敗しただけでしょうか。

確かに生物的には命をつなぐことには失敗しているのですが、私たちは人間ですのでいろいろ考えてしまいます。その子の命は終えましたが、その子のDNAはしっかり受け継がれてると思います。

親戚や、兄弟、もっと極端に言ってしまえば、地球上の生物はもともとは同じDNAから派生した親戚みたいなものなのです。

不幸にも数年で命を落とした子がいたとしても、その子のDNAは自分の体の中に半分は生きている。

兄弟がいたらその子の中にも亡くなった子供のDNAが生きている。

当然パートナーがいれば、その体の中にも生きている。

だとしたら、亡くなった子供とはいつでも会えるし、むしろ体の一部として一緒に生きているのではないでしょうか。

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