障害者と健常者 少数派はとても不安!

介護・福祉

まとめ

今回は、初めて障害を持った方々の生の声を聴いての感想になりましたが、いちばん強く印象に残ったことは、

生きる事への執着心や、生きる事の尊さのようなことは全く感じられませんでした。

生きる事は当然のことで、いちいち生や死を考える事ではないといったような力強さを感じました。

きっと、自分の足で外出できて、自分の意見をハッキリ述べる事ができる方々だったので、苦しみ悲しみを何回も乗り超えて来た超鉄人だからなのでしょう。

私にそれができるかどうか、自身はありません。

しかしいくら力強さを感じられたとしても、ハンディキャップを背負い、苦難を乗り越えた方々はスーパーマンではありません。

1人でできない事は物理的にもたくさんありますし、何よりマイノリティー、少数派という事で発生する共感してくれる人が少ない事の方がよっぽど辛い事のようにも感じられます。

マイノリティー、少数派はとても心細いのです。

何かを解決してくれる事よりも、共感してくれる人が一人でも多い方が生きやすかったりすることもあるでしょう。

保障や支援、制度的な事はとても大切な事だと思いますが、社会がマイノリティー、少数派、障害を持った方に共感できるようになれば、多少なりとも皆が生きやすい社会になるのではないでしょうか?

では、私たちはどうしたら良いのか?

ボランティアや支援活動に積極的に参加することも可能ですが、そこまでできる方はなかなかいないでしょう。

そこで、現実的に考えた場合、

少し興味を持つだけでもいいと思います。

かわいそうとか、大変そうだなとか、自分たちとは違う人といったような線を引くような感情ではなくて、

わざとらしく見守る事や手出し口出しすることでも無くて、

困っているように感じられたら、素早くササッと普通に手助けができるようなことができればそれで良いと思います

少し余談になりますが、
サービス介助士という資格を取った時に全盲の方の話が印象深かったので紹介します。
問題!
あなたはコンビニの店員です。
全盲の方が白杖をついて入店してきました。
全盲の方は何を望んでいるでしょうか?
というのが問題です。
生徒から出てくる答えとしては、
段差のこと、どこに何が置いてあるか、トイレの位置…等いろいろ意見は出ましたが、
正解は
おにぎりと飲料の割引キャンペーンはまだやっていますか?
これが正解なのだそうです。
全盲白状だから見えない事、歩く事に困っていると勝手に勘違いしてしまいがちですが、望んでいる事はというと、一般のお客さんと一緒なのです。
対応や接し方は障害を持っている持っていないにかかわらず、同等に応対することが、いちばんよい事だとおっしゃっていました。

 

要するに普通に接することが一番望ましい事だという事です。

マイノリティーやマジョリティーを意識することなく、普通に接する事。

特別な事では無いと認識することは、

健常者とか障害者とかではなく

助ける側、助けられる側とかではなく

人間同士なのだから

あたりまえではないかとスマートに感じる事こそが、

第一歩だと思いました。

”死テラシーブログ”

コメント

  1. Left より:

    レフト臨床放射線技師です。

    小さいヘルプが実は大きなヘルプなんですよね。

    この度は「障害者と健常者、少数派はとても不安!」を動画にしました。このブログからの動画第一号です。よろしかったご視聴ください。
    https://youtu.be/9ru1kZh5SWE

    • なかなか nakanaka1146 より:

      本当にありがとうございます! レフト様様です! 神に見えます\(^_^)/

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