カッコいい死に方! マンガ・アニメ編

アニメ・マンガ

北斗の拳!「レイ」の死に学ぶ! お前は、残りの時間で何をする?

この項は全く以て個人的な思い出深いキャラクターの死について語りますが、退屈することが無いように頑張って書き綴ってまいります。

自身は当時男の子(現・ただのおっさん)なので、世代的に団塊ジュニア世代といったことろです。

当時流行っていたマンガと言えば

”週刊少年ジャンプ”

という週刊少年漫画雑誌でして、死生観を語るうえで印象深い作品は数あれど、

「北斗の拳」 武論尊・原作  原哲夫・作画

という名作を取り上げたいと思います。

一度や二度は耳にしたことがあるはずです。

カンタンに北斗の拳の世界観をご紹介しましょう。

核戦争によって現代文明が破壊され、生き残った数少ない人間同士が食料と水を奪い合い、暴力や略奪、殺人が横行し、腕力の強い人間が弱い人間を奴隷のように支配するといったような世界観です。

暴力で支配された世界に生きる拳法使いの男たちの物語です。

作品の魅力を伝えようとすると膨大な量の文字数になってしまうので、ここではスルーしまして、一人のキャラクターの死に方をご紹介をさせていただきたいと思います。

その男は「レイ」と言う名の男です。

レイの死のテーマはズバリ!

【延命治療と死までの残された時間】

というところに注目してみたいと思います。

めちゃくちゃ省略して、めちゃくちゃザックリ「レイ」のカッコいい死に方の紹介をします。

レイは味方のキャラクターで、拳法の達人です。                  (レイはファンからも絶大な人気がありダブル主人公といったようなストーリー展開をします)                                      庶民(集落)の用心棒として悪党と戦う仕事をしています。                      当初は敵方の一員でしたが、主人公が強くて信頼もできるという事で、主人公と行動を共にします。                                    用心棒の仕事をしているので、ラスボス級の強敵と偶然にも出くわします。      戦いを挑みますがその強敵はとてつもなく強く、あっさり負けてしまいます。    負けただけならまだいいのですが、3日後に全身から出血して無惨に死ぬという技をかけられてしまうのです。                                余命は3日間。                                 レイには心に秘めた愛する女性(マミヤ)がいました。                    レイはマミヤがある男に心を支配されている事に気付き、そのせいで死期が近づいている事も同時に知る事となります。                               ある男とは、拳法の修行時代に生活を共にしたユダという男です。                    ユダの呪縛を解くために戦いを挑みたいのですが、自分には時間が足りません。     そこで、同行している仲間に少しの間だけ延命ができる技を自分にかけてもらう事にしたのです。                                  その技はとても苦しく壮絶な痛みが伴い、死んでしまう事もあるような技です。                      レイはその延命の技を乗り越えて、ユダとの闘いのため少しの間だけ生き延びます。                   そしてユダと対決します。                           ユダを倒して、マミヤが抱えるユダによる心の呪縛を解き、彼女に近づいていた死期も払いのけることができました。                              そしてレイは無惨な屍を晒したくないとの思いで、マミヤが見守る中、廃屋のような小屋に入り扉を閉じ、独り死んでゆく、仲間が小屋に火を放ちレイの最期を見送る…ここで一つの章が終わります。

生き延びて何をするのか、何のために生き延びるのか、レイは自身の死を受け止めて残された時間の中で自分らしく生きて、そして死んでいったのです。

死から逃げたり、生を諦める事は絶対にしなかったのです。

そして残された時間の中で愛する人のために自分自身のために、昔の修行時代のユダのためにも残された短い命で闘い抜いたのでした。

延命治療で生き残った時間で何をするのか?

何をするために延命治療をするのか?

燃え尽きようとしている命を伸ばしてでもやるべきことの意味

レイの死は、延命や死ぬまでの残された時間の価値というものを教えてくれました。

みなさんにも心に残るキャラクターの死があるはずです。

そのキャラクターの死がどうして心に残っているのか、振り返ってみてもよいと思います。

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