怖いものが無いから
精神的なダメージを受けやすい人は、今までの人生において辛くて悲しくて寂しい思いをして育ったという方が多いそうです。特に子供の頃の辛い気持ちは家庭の環境が大きく占めています。
普通人間は精神ダメージを受けた場合自分の力で回復する能力が備わっています。そこには個人差があって早く回復できる人もいれば、時間がかかる人もいる。
また、ダメージを回復できずに雪だるま式に負の連鎖に陥り、より大きなダメージを自らつくりあげてしまうこともあります。
自分の精神状態を自ら客観的に判断できる人ならいいのですが、それができないから負の連鎖に陥ってしまうのですね。
ダメージ回復が苦手な方は、まじめで正義感があり、他人に迷惑をかけまいと自分の力だけで解決しようとしてしまいます。
また、プライドが高い人などは特に他人に相談しようという発想すらしない場合も考えられます。
負の連鎖の行きつく場所は精神疾患を患ってしまい、自暴自棄になります。この時の怒りや負のエネルギーが外部に飛び出したときに、拡大自殺というような行動に出てしまいます。
この状態ですと ”悪い無敵のひと” になってしまいます。
同じ無敵のひとなら ”良い無敵のひと” になるコツはあるのでしょうか。
どうしたらよいか
アリとキリギリスの例え話で考えましょう
いつも将来不安の危機を抱えている人はアリ
将来不安の危機感を抱えていない人をキリギリス
とした場合
優しいアリさんは
将来不安を考えることで精神的なダメージを受ける 負の連鎖 考え過ぎる 過敏に反応 死を考えることもある 人生とは何か 余計なことを考えてしまう
楽観的なキリギリスさんは
将来不安をあまり感じないので、辛いこともあるが充実した楽しい毎日 ポジティブ なんとかなるさ
なんてことを考えている事でしょう。
いざ、戦争、致死率の非常に高い疫病、経済破綻による生活苦が起ったらどうでしょう、きっとキリギリスたちはパニックになるのではないでしょうか、危機感をあまり抱かない性格ですと予想だにしていない大きめの危機を目の当たりにしたら初動が遅れて、フリーズしてしまうと思います。絶望感を抱いてしまうこともあるでしょう。
反対に、アリさんはというと。常日頃から不安感、危機感を抱いて生活していますので、何かしらの備えをしていることでしょうし、最悪のケースも考えている場合もありますので、死ぬときのシミュレーションなどもしっかりイメージが出来上がっている事でしょう。
世界の秩序が乱れる事がある意味、快感に感じる人も一部にはいるでしょう。極端に言えば、いつ死んでもいいのだから、とある国から核弾頭ミサイルが飛んできても気分はへっちゃらだと、屋外を散歩することもできるでしょう。
これが”良い無敵のひと”なのだと思います。
もちろん今のは例えばなしなのですが、自分に守るモノはない、といった開き直り逆ギレなどという気持ちはとても大切です。
この気持ちを持つことで、負のベクトルの向きを変える事ができます。
この気持ちの存在を把握しているか否かでも大きな差があります。
今日今すぐに変化を求めることはさすがに無理です、出来ません。
しかし、いま自分ができうる最低限の事を考える事はできますよね、職場の上司に理不尽に怒られるとしましょう、今までは自分が悪いのだと諦め自分をおとしめていましたが、逆ギレマインドで思い切って
それは違う
と思う事!
口では言えないけれど、
絶対に違うのだ
とゆるぎない信念を持つことが
良い無敵な人
になれる可能性があります。
ここで、諦めてしまうと、拡大自殺の 悪い無敵な人 になってしまいます。
そんな小さなことが、大きな第一歩になるのです。
そんなことが、心の分岐点
ベクトルの方向に角度をつけるコツ
ですね。
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