グリーフワークの過程(プロセス)
グリーフワークとは、カンタンに説明します。
喪失感を感じる出来事が起こる(ここでは家族の死としておきます)と、さまざまな感情が沸き起こります。この様々な感情の移り変わりを経て、自ずと喪失感を乗り越える事ができる過程の事を
【グリーフワーク】
と言います。
【グリーフケアとは】遺族などの当事者が、喪失感を上手に乗り越えられるような正しいプロセスを促してくれる行為の事を言います。資格所持者の相談やサークル活動だったり、支援団体・ボランティア活動だったりします。
喪失感に襲われた人を優しくケアすることですね。
グリーフワークのプロセスとは、具体的にはこのような事です。
ステージ1 ショック
ステージ2 怒り どうしてだ
ステージ3 やりとり・かけひき あのときこうしておけばよかった 自分を責める思い
ステージ4 孤立感 気分が落ち込んだ状態 (自殺してしまう事もある)
ステージ5 受容 ~心の底から泣ける、喪失の事実を受容できる段階
ステージ6 再創造 ~新しい人生を模索しはじめます
最終段階 ~大事なのは喪失体験前の自分に戻ったのではなくて、喪失体験によってひとまわりもふたまわりも大きな自分に成長し、新たな人生を自分で作っていこうと決意しなおすのです。
引用・悲しみにおしつぶされないために グリーフケア入門 水澤都加佐・スコットジョンソン
上記は健康的な過程なのですが、不健康な過程を繰り返してしまう事もあるようです。
不健康なグリーフプロセス
ステージ1 ショック
ステージ2 怒り
ステージ3 やりとり・かけひき
ステージ4 孤立感 抑うつ感
ステージ5 抑圧、否認 喪失を受け入れない
ステージ6 自己否定
ステージ7 無干渉 人とかかわれない
~喪失を受けいれずに深いところにしまっていた場合ステージ4の抑うつ状態で停滞してしまいます。~自己否定感が火種になり、自分が楽しいのか辛いのかさびしいのか普通なのか自分の感情がつかめなくなって無干渉になってしまう。そのままうつ状態になる人もいる。
引用・悲しみにおしつぶされないために グリーフケア入門 水澤都加佐・スコットジョンソン
このようなメカニズムによって、喪失感を乗り越える事ができる人、そうでない人に分かれるそうです。
とてもわかりやすく教えていただきました。
水澤都加佐さんスコットジョンソさん ありがとうございました。
次の項では。
ホンなら、喪失も何もしていない人はどうしましょうかという事をまとめます。
コメント
死テラシーブログの動画の第二作目です。
https://www.youtube.com/watch?v=q1Bgg73rjf8
確認いたしました!GOOD!