みなさんこんにちは、誰の何の役にも立たない
“死テラシーブログ”と申します。
今回は、報道倫理と死生観について自身の思いを綴ってみようと思います。
自殺報道はハッキリくっきり伝えた方が良いのか、ボンヤリあやふやに伝えた方が良いのか、答えは出ません、捉え方は自分次第です。
というのが今回の記事の結論です。
答えが出ない、また個人的な独りよがりの内容になりますのでつまらないものになりますので、物好きな方のみ先に進んでください。
さて本題へまいりましょう。
先日人気お笑いタレントの上島竜兵さんが亡くなりました。その時の報道のあり方が問われたというニュースが取り上げられていました。
放送倫理のガイドラインにひっかっかったものだということで自宅前での報道をしてはいけないそうなのです。
そして、本を読んでいたら
自殺会議 著・末井昭
自殺をテーマにしている画家さんの話をとりあげていまして、そこでは岡田有希子さんをテーマにした作品の話が出てきました。
岡田有希子さんとは、昔のアイドルで所属事務所の屋上から飛び降り自殺をしてしまった方です。
そんな岡田有希子さんをちょっとネットで調べてみたら私の死生観を少し変えるような内容の事が記載されていました。
報道倫理、自殺をどのように取り扱うかどのように報道するか、どこまで報道するか、後追い自殺をどのように防ぐか。
といったようなことなどをいろいろな議論の結果、報道倫理ガイドラインなるモノが存在することなのでしょうが、
個人的に思うことは、
真実をほんの少し隠そうとしている
真実をほんの少し濁そうとしている
真実にほんの少し蓋をしようとしている
当たり障りないように無難に…といったようなことを感じる部分もありました。
これは、後追い自殺や報道によるうつ状態へ向かう心の変化を防ぐものと思いますが、少し違和感があります。ほんの少しだけですよ!
自殺に対する時代背景、自殺の内容、ヒト、場所など条件は異なりますが、岡田有希子さんの件を調べてみて今と昔の報道の在り方が全く違うと感じる部分がありました。
結論から言いますと
当時のとある週刊誌では
自殺した直後の死体写真を載せる
といったことが行われているのです。
ちょっとびっくりしたのですが、週刊誌に飛び降り自殺をした人間の死体が堂々と載っているのです。
しかも、どこか体の一部が散らばっている様子もしっかり写っているのです
(週刊誌の記事には ”脳みそ” なのだと書いてありますが…)
…
マジですか…
…
言葉が出ない…
良い事なのか、いけない事なのか、よくわかりませんが視覚から入ってくる情報は特別に強烈なものがありますよね、文章だけでは伝わらない部分も多々あります。
テレビの暗いニュースを見て、自分の事のように感じてしまう方も多くいらっしゃいます。暗いニュースを毎日毎日見ていると鬱のような状態になってしまうこともあるようです。
そのようにならないための放送倫理ガイドラインでもある事も事実です。
一人でも不幸な人間を増やさないという思いは皆一緒ですが、真実を包み隠すといったような印象はあまりいいものではありません。
かといって解決策は見当たらないのですが…
報道倫理やガイドラインに守られている事は安心ですが、なぜ自殺に至ったのか?自殺をしなくてはならない背景(社会)という根本的な事を忘れがちになる場合もあるでしょう。
時代や社会のせいにしていては何も進んで行きません、時代や社会はとてもゆっくりと進んでいますので今の社会の中で今の自分には何が出来るのかを探した方が早いのです。
自分の判断が的確にできるようにすることが一番大切であり、それは今すぐにでもできます。
死や自殺について自分なりの考えをしっかり持っていたら、暗いニュースで落ち込むことは防げることと思います。
コメント