#一度死んでみた・お棺に入る

突然死

ITAKOTO・こころのこり展そして入棺

ITAKOTOという会社のこころのこり展というイベントで、入棺体験ができるということを知って家族を誘ってみたところ、別にいいよって事で参加することにしました。

ITAKOTOという会社はロンドンブーツ1号2号の田村淳さんがCEOを務めていますので、もしかしたら田村淳さんと合えるかもよって言うことで釣ってみました。(過去のイベントでは偶然にも田村淳さんと合うことができました)

こころのこり展というのは、死という出来事についてのこころのこりを展示しているイベントになります。

さまざまな方の、こころのこりを見て感じて、自分の今後の人生や大切な家族や友人恋人にこころのこりを残さないように人生や死を深く考えようということですね。

こころのこり展のイベントはかつて参加したことがあったので、だいたいのことはわかっていました。

入棺体験は今回が初めてなのでそこがメインでの参加です。

会場に入って圧倒的な存在感、何とも言えないオーラを放つ

  「棺桶」

こいつの存在感が凄すぎて妙に緊張しました。

普段、死生観に関する記事を細々と書いている身なので、死ということを常日頃考えて生きているのですが、実際棺桶を目の当たりにした時のたじろいだ自分に驚きもありました。

リアルに死をいんしょう付けるものが形としてそこにあるからです。

その時会場には7~8人の人が先に入棺体験をされていたので順番を待っていました。

終始落ち着かずにソワソワウロウロしていましたが、自分の番になり入棺の前に死に関する無声のアニメーション動画を見てからの入棺です。

棺に入って、シルクに羽毛のシーツを肩までかけられて顔が見える状態になります。

その後棺の蓋をかぶせてもらい暗闇状態で30秒くらい、そして顔が見える小窓を開けてもらいます。

そして、小窓を閉めて全体の蓋を開けてもらい、現世へと戻ってくるといったような流れになります。

感想としては、暗闇になると色々な事を想ってしまいますよね、今までの事、別れ、静けさ、安らぎ、安堵感などなど、自分はホッとしたような感覚になりました。

もう終わったことでもうどうすることもできない、全てが受け身で考えても仕方がないといったような諦めのような考えに切り替わるというのでしょうか。

昼寝をしているようなふわふわした印象でした。

その反面、家族の入棺した時の姿に衝撃を受けるましたね、これは意外でした。

自分の入棺体験は何となく想像できましたが、家族の入棺の画にこんなにも衝撃を受けるとは思ってもいなかったです。

特に子供の画が衝撃的で、備品にぬいぐるみがあるのですが、そのぬいぐるみを胸に抱いてお棺の中で目を閉じている自分の子供の画には、悲しいような切ないような信じたくないような、何とも言えない感情でした。

このぬいぐるみがやけにリアルで子供の入棺姿が頭から離れなくなってしまいました。

これが本当の死だとしたらと想像したら、頭が混乱してしまうように思えます。

遺族ってこんな感じか~…

遺族の悲しみは計り知れませんが、大切な人の死は遺族をどん底に突き落とす負のエネルギーがありますね。

この負のエネルギーの大きさは想像以上だということを知ってもらえたらと思います。

頭で想像している事よりも、実際形のある物、画を目の当たりにする事の方がこんなにも心に訴えかける情報量の力が多くて大きくとてつもなく無情な事がわかりました。

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