重体の家族を治療するか? 心の準備をする

突然死

重体の家族を治療しますか?

全く持って???なタイトルを付けてしまいましたが、テレビを見ていて思ったことがありましたので、この項で綴ってみたいと思います。

注・一つの家族を紹介しますが、誹謗中傷するような意図は全くありません。むしろ家族の絆に感動している次第です。

NHKの夕方の情報番組を見ての感想です。

その内容とは、

小さい頃交通事故に遭って全身が不自由になってしまった男の子(17歳くらい)が、自宅で家族に喀痰吸引をしてもらって生活をしています。(意思の疎通はできないように映っていましたが具体的な状況はわかりません)事故に遭ってしまった男の子には、幼稚園くらいの弟がいました。そんな家族の介護負担を和らげるための訪問サービスについて紹介するといった内容になります。

そして思った事とは、

この子が、この先60年70年生きるとしたら、誰が看取るのだろう?お母さんは40年もしたら年齢的に衰えて、自分自身が介護を受ける事にもなるだろう、そして最終的には弟が親や障害を持ったお兄ちゃんの面倒を看る事になるのだろう。

もしかしたら、事故に遭ったその本人が奇跡の復活を成し遂げて、逆にお母さんを看取るなんて感動的な夢物語のようなことも想像します。 そうであって欲しい

家族の絆は深まって、一般的な家庭よりもより深い人生を各々歩むのであろうと想像しますが、現実はとても厳しいモノであろうとも想像してしまいました。

もし、自分だったらどうだろう?

子供が事故に遭い命が危ぶまれたとき、何が何でも命だけは救ってくださいと懇願するでしょう。

誰しもがそうする事でしょう。

命を取り留めたその後の事は考える余裕も無いでしょう。あたりまえですよね、生きるか死ぬかの時に、お金や後遺症による在宅介護の事など想像する方がおかしいですよね。

その時の状況はほぼパニック状態だと思います。

だからこそ、いま平常時に確認しておくことが必要なのです。

 

今まで生きてきて楽しかったか?

この家族に産まれ落ちてきて幸せだったか?

お母ちゃんとお父ちゃんに逢えてうれしかったか?

兄弟に逢えてうれしかったか?

植物状態だとしても生きていたいか?

最後のコレ↑心臓をアイスピックで突き刺されるような感じになりませんか?

自分で書いていても、ギクッとします。

拒否反応を示します。

小さな子供にここまで突っ込んだ話はしなくてもいいのです。

しかし、逃げていては辛い現実はより大きくなってあなた(私も)襲います。だからこそ、命について死について家族で話し合う事を強くお勧めします。

答えを導き出すのではありません。

また、答えなどありません。

生きる事や死についてお話ができたらそれでいいのです。

では、具体的にどうしたらいいの?

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