死を恐れずに生きる方法! こんな死に方は嫌だ!

DNA

今を生きているのは先祖の死があるから

生物はどうして死を恐がるのか?

その答えは一時でも生存して子孫を残す可能性を増やす事にある。

生物学ではこのような答えになるはずです。

当たり前ですが、死を恐れない野生の生物はいませんし、現代人に今死にたいですか?と質問した場合死にたくないと答える人は多いと思います。(野生生物は子孫を遺す為に行動するので、生き延びる選択をします。危険回避行動は死を恐れる為ではないとされるみたいです)

理由は人それぞれでしょうが、とにかく死にたがる生物は少数派でしょう。

その、少数派に目を向けてみます。

死にたがる例として

ハチの生態では、巣や女王バチを護るために命をなげうって敵を撃退する行動などもあります。

これはまさに種を護るために一時の一個の命を捧げる行為です。

全体を守る為に個が死滅することで種が残るのは重要なポイントになります。

これは細胞や遺伝子の世界でも同じことが行われています。

アポトーシス

地球上の環境変化に順応するために生物は多様な変化をしてきました。

多様な変化をするためには、いろいろな遺伝情報を持っていないとその種は全滅してしまいます。

多様な遺伝子情報を持つためには多少のコピーエラーをわざと行う必要があり、全く同じ遺伝子情報を複数創らないというものです。

これは、全滅を防ぐためのプログラムです。

このコピーエラーが蓄積してくると老化が始まり最終的には生物は死にます。

だから、いま自分が生きているという事は先輩方の死があるからなので、そのバトンを後輩へ渡すために自分に死が訪れるのです。

このように考えたら死は尊いもので、何億年も続くヒトの絶滅を防ぐ素晴らしいものと考えれば自分の死にも納得できるのではないでしょうか?

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