まとめ・地震は母なる大地の息遣い!
そもそも論になりますが、日本列島は地殻運動(地震)が無ければ存在していなかったかもしれません。
地殻変動が今の日本付近で行われていなかったら、日本は中国大陸に一部になっていたかもしれないし、太平洋の小さな島々になっていたかもしれません。
日本人は存在していなかったかもしれないし、あなた自身、自分自身も含めて違ったDNAを持った別の人として生きていたかもしれません。
マントル対流の知識が重要なのは、そのメカニズムを知っていれば地震が来ることがリアルに感じるという事は
死もリアルに感じます。
死をリアルに感じる事は地震に限ったことではありません。
なんでもそうです、心筋梗塞、脳梗塞、事件・事故…
どういう訳か人間は自分事になると最悪のパターンを軽く見積もる場合があります。
会社員や経営者、学者やスポーツ選手などは最悪のケースも考慮して思考行動しますが、死については無頓着な部分があります。
自分は死なないだろう、うちの家族は大丈夫だろうという根拠のない妙な自信があります。
地震はすぐには来ないだろうと…
そんな薄っぺらな根拠が覆られると、とてつもないダメージを受ける事になります。
まさか、どうして?
なんで自分だけが?
コレ、心の準備不足です!
急な出来事、特に家族の死別に心が対応できずに、適切なグリーフワークができなくなります。
グリーフワークとは、深い喪失感から立ち直るための心のプロセスです。
グリーフワークが上手くできないと、喪失感に飲み込まれ、生きがいを無くし、抜け殻の人生になってしまいます。
そうならないためにも、備えが必要です。
先の項でもありましたが、その時の運によって圧倒的な死の力に人間は太刀打ちできない状況があります。
その運命に身をゆだねられるかどうか、悔し涙を流すのか、分かれ道になります。
地殻運動による不安定が生んだ、奇跡的に安定した日本列島誕生の奇跡を感じる事ができて、地球や生命や家族に感謝の気持ちがあれば、悔しいだけの最期にはならないと思います。
また、現時点での自分、環境もまた奇跡的な事なのだと認識できる良い機会にもなります。
地震は母なる大地の息遣いと考えるならば、地震によって失われる命は母なる大地に帰ってゆくと考える事ができるのならば多少は喪失感を和らげることができる可能性もあります。
宇宙の誕生、地球の誕生、生命の誕生、日本列島の誕生、あなたの誕生…
そして、あなたの死…
スピリチュアルな表現はあまり好きでは無いのですが、母なる大自然のサイクルの原点に帰って行くのだと思います。
元にいた場所に帰るのだと・・・
あたかも地震はコワイという印象はぬぐえませんが、角度を変えてみた場合地震が無ければ自分もいないかもしれません。
地震に備えて何かを準備をするのも大切です。
地震に絡めて自分自身でいまの生や今後の死や人生を考える機会になればいいと思います。
”死テラシーブログ”